戦国魂ブログ

新感覚戦国時代プロジェクト「戦国魂」の公式ブログです。
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8月1日(土) ・2日(日)開催!第62回『七夕夏祭り』〜浜松歴史絵巻〜

8月1日(土) ・2日(日)の2日間、浜松のまちなか商店街、五社神社・諏訪神社周辺で第62回『七夕夏祭り』〜浜松歴史絵巻〜が開催されます。

◇8月1日(土) ・2日(日)◇
18:30〜盆踊り
   『厭離穢土欣求音頭』
20:00〜奉納手筒花火

今年は徳川家康公顕彰400年にちなんだイベントとして奉納手筒花火のほか、浜松・七夕夏祭り応援ソング『厭離穢土欣求音頭』(おんりえどごんぐおんど)も披露されます。

浜松城の門を開き、かがり火を煌々と焚き楼閣で太鼓を打たせたと言われる三方ヶ原合戦。城に見立てた櫓で太鼓の音に酔いしれながら夏の夜の一時をお楽しみ下さい。

『厭離穢土欣求音頭』はこちらで視聴も出来ますのでぜひご確認下さい^^
http://www.bellwood.jp/sengokudama/onriedo-ondo.mp3
当日は浜松城門櫓前(五社神社内に設営)で踊りましょう!


◇8月2日(日)◇
『徳川家臣団スタンプラリー』
各商店街において「徳川家康公と家臣団のまち浜松」をテーマとした『徳川家臣団スタンプラリー』を開催。
各商店街にあるヒントパネルを探し、全て答えてテーマパークのペア入場券を当てて下さい!!

『三方ヶ原パワーランニング』
8月2日(日)17:30からは五社神社・諏訪神社において『三方ヶ原パワーランニング』を開催いたします!
コースは約200m。「一般の部」「親子の部」に別れて行われるこの『三方ヶ原パワーランニング』は、二名一組で一人が仲間を背負ってゴールを目指します。上位入賞者にはパワーあふれる五社神社の巨大『破魔矢』をプレゼント!!

パワーランニングは当日17時より会場でも参加受付を致します!
皆様のご参加をお待ちしております^^

その他イベントの詳細につきましては浜松商工会議所様ブログでご確認下さい。
http://hamatana.hamazo.tv/c649796.html
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7月31日(木)より。平成26年度企画展『岡山の城と戦国武将』と『正子公也戦国武将画展』(岡山県立博物館様)

岡山県立博物館様で明日7月31日(木)より、平成26年度企画展『岡山の城と戦国武将』と『正子公也戦国武将画展』が開始します。

『岡山の城と戦国武将』では岡山城、備中松山城、津山城など岡山県内の主要な城をテーマに、最新の発掘調査や歴史研究の成果を約50件の資料が並びます。

 ▽主な展示品
・「伝宇喜多基家所用 金箔押烏帽子形兜」(大賀島寺蔵)
・「岡山城出土鬼瓦(復元品)」(岡山シティミュージアム蔵)
・「刀 源兵衛尉祐定(浦上宗景注文打)」(個人蔵)
・「津山藩主森家伝来 火縄銃」(赤穂市大石神社蔵)

同時開催 「正子公也戦国武将画展」
そして同時開催として、歴史・武将イラストの第一人者・正子公也氏(玉野市出身)による戦国武将画・約35点も展示されます^^

今回は小早川隆景が書き下ろし新作として展示されるだけでなく、さらに驚きの武将画も登場します!
戦国武将画では間違いなく初の試みとなるその技術は、現地でしかご覧になれませんので(ご覧になればその意味が納得いただけると思います・・・・>< )ぜひ企画展とともにお立ち寄り下さい!!
※8月17日(日)には正子先生によるトークライブ&サイン会も開催されます。
こちらもお忘れなく!!^^b


《関連イベント》
■「岡山の城と戦国武将」特別講座
 第1回 「正子公也 戦国武将トークライブ&サイン会」 8月17日(日)
 第2回 「戦国山城を攻略する!キャッスリング入門」  8月24日(日)
 第3回 「再発見!ふるさとの山城―岡山県中世城館跡総合調査成果報告―」  8月31日(日)
■「歴史体験☆岡山城を探検しよう!」 8月10日(日)
  ※要申込み(締切8/5)先着50名
■博物館クイズラリー(子ども対象)  会期中随時
■学芸員による展示解説  会期中の毎週土曜日




◆岡山県立博物館◆
会期:2014年7月31日(木)〜2014年9月7日(日)

住所:岡山県岡山市北区後楽園1-5
TEL:086-272-1149
開館時間:9:00〜18:00(夏季)
休館日:月曜(祝日の場合は開館、翌日休)


【アクセス】
<電車・バス>
JR「岡山」駅から徒歩25分
路面バス東山行「城下」下車徒歩10分
岡電バス藤原団地行「後楽園前」下車すぐ
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8月31日(日)まで。企画展『黒田官兵衛 翔る』開催中です(姫路市埋蔵文化財センター様)

姫路市埋蔵文化財センターで企画展『黒田官兵衛 翔る』が8月31日(日)まで開催中です。今回の企画展では官兵衛の歩みを大きく7つに分けて時代の流れとともにパネルや出土品144点で分かりやすく展示されております。

出土品では、宴を催した際に使用したとされる素焼き皿なども展示されておりますが、当時宴の際の素焼き皿は一度使用されたものは再利用せず捨てたことから大量に出土しており、今回の特別展でも見ることができます。また官兵衛の主であった小寺政職の御着城からは明の陶磁器なども出土しており、今と違った戦国時代の文化や生活も垣間見える展示となっております。会期は8月31日までですのでぜひ姫路市埋蔵文化財センターでご覧下さい^^


【下記内容は「姫路市」様 記者発表資料より】
 黒田官兵衛は、近習として出仕した御着城で戦国武将としての歩みをスタートしました。その後、織田信長の命で播磨平定に乗り出した羽柴秀吉との関係を深め、徐々に頭角を現していきます。
 本展では、姫路に残された官兵衛の足跡を、出土遺物や発掘調査状況写真など考古学的視点から辿り、大河ドラマでは語られなかった歴史の実像に迫ります。

【主な展示品】
安土城/金箔瓦 (滋賀県教育委員会所蔵)
置塩城/鉄鏃・小札・茶器
御着城/鉄砲玉・中国産磁器
姫路城/秀吉時代の天守関連遺物
国府山城/白磁・備前焼
英賀/ 中国産磁器 (英賀神社所蔵)
円教寺/軒平瓦・鬼瓦(宗教法人円教寺所蔵)

姫路城 大天守地下出土遺物  

置塩城 庭園跡  置塩城 庭園跡



【関連イベント】
展示解説
日時/4月20日(日)、6月15日(日)、8月10日(日)
10時30分〜/13時30分〜 (各回1時間程度)
定員/各回20名 ( 事前申し込み不要)

子供向け展示説明会
日時/5月25日(日)、7月27日(日)、8月17日(日)
10時30分〜/13時30分〜 (各回1時間程度)
定員/各回20名 (事前申し込み不要)


◆姫路市埋蔵文化財センター◆
会期:平成26年4月20日(日)〜8月31日(日)
住所:兵庫県姫路市四郷町坂元414番1
電話番号:079-252-3950
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は除く)、祝日の翌日
開館時間:午前10時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)

【アクセス】
<車>
姫路バイパス「姫路東」ICより約5分
<電車・バス>
・JR「御着」駅より徒歩約30分
・JR「姫路」駅バスターミナル北1乗り場より神姫バス23・24系統見野古墳群「坂元」下車徒歩約3分

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明日7月27日(日)開催。『やましろの国いっき祭り 〜全国竹水鉄砲合戦〜』

いよいよ明日7月27日(日)やましろの国いっき祭り5が開催されます!^^

当日は竹の産地らしく、日本最大の竹水鉄砲合戦のほか、吉本芸人の藤崎マーケットさんも参戦!テーマソングを歌う柳瀬式さんの音楽ライブなども行われますので、お近くの方はぜひお立ち寄り下さい^^

さらに今回のチラシのキャラクターは戦国IXAや戦国大戦などのイラストでもお馴染の士基軽太さんが担当されました^^

とき:2014年7月27日(日)
場所:けいはんな記念公園芝生広場(京都府精華町)
参加:無料

詳細につきましては「やましろの国いっき祭り 5」公式HPでご確認下さい
http://yamashironokuni.com/index.html
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7月26日(土)より開催。2014年NHK大河ドラマ 特別展『軍師官兵衛』(福岡市博物館様)

7月26日(土)より福岡市博物館様で特別展「軍師官兵衛」が開催しております。
会期は9月21日(日)までですが、名槍「日本号」をはじめ「圧切長谷部」「白檀塗合子形兜」なども展示されますのでぜひ会期中にご覧下さい^^

【概要】
 戦国動乱の世を力強く生き抜き、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康、3人の天下取りを左右した軍師・黒田官兵衛(1546生〜1604没、俗名・孝(よし)高(たか)、法名・龍光院殿如水円清)。本展覧会では、福岡市博物館が所蔵する黒田家資料に加え、全国に散らばる官兵衛ゆかりの遺品を一堂に集め、官兵衛59年の生涯をたどります。
 官兵衛は播磨国(兵庫県)中部の豪族・小寺政職に仕え、姫路城を預かる身分からスタートし、信長の差配により秀吉の軍師となり、類い稀な才智によって秀吉を天下人への地位まで導きます。家康が天下をその手に引き寄せることになった関ヶ原の戦いでは、九州の地にあって、またたく間に戦乱を鎮め、太平の世の実現に貢献しました。
 本展覧会では、このような武人としての側面だけでなく、和歌・連歌や茶の湯を嗜んだ文化人であり、キリシタン大名であった点にも光を当て、官兵衛の人間像を紹介します。


【構成と主な展示品】
プロローグ 〜戦場のよそおい〜
戦場で官兵衛の「赤合子」と恐れられた朱色の合子形兜。シンプルなデザインであるが、鮮やかな色彩が官兵衛の存在感を示した。

【期間限定 8月19日(火)〜8月31日(日)】
・「白檀塗合子形兜」桃山時代(岩手・もりおか歴史文化館)

※「白檀塗合子形兜」は官兵衛所用の兜で、官兵衛は亡くなる間際に家臣の栗山利安にこの兜を与えた。

・朱漆塗合子形兜・黒糸威五枚胴具足 兜/江戸時代 胴/桃山時代(福岡市博物館蔵)

※「朱漆塗合子形兜」は、官兵衛の曾孫で福岡藩3代藩主の黒田光之が、官兵衛所用の白檀塗合子形兜を模して作らせたもの。


播磨に生まれ
小寺政職の重臣として姫路城を預かる黒田職隆の嫡男として誕生した官兵衛。織田信長との対面により歴史の表舞台に登場する。

【期間限定 8月5日(火)〜8月17日(日)】
・「織田信長像(重要文化財)」桃山時代 愛知・長興寺(図版提供・豊田市郷土資料館)

・刀 名物 「圧切長谷部」(国宝)南北朝時代(福岡市博物館蔵)


有岡城幽閉
官兵衛は羽柴(豊臣)秀吉に仕え中国攻めを助けた。 しかし、信長に謀反を起こした荒木村重を翻意させるため 有岡城に乗り込み囚われの身となってしまう。
・「黒田氏家臣連署起請文」天正6年(1578)11月5日(福岡市博物館蔵)

秀吉を天下人に
官兵衛は、中国大返し・山崎のいにより秀吉を天下人の地位に導き、九州攻め・小田原攻め等で活躍し戦国時代に終止符を打った。
【期間限定 8月26日(火)〜9月21日(日)】
・「豊臣秀吉像」桃山時代(大阪市立博物館)

・「葡萄文蒔絵刀箱(国宝)」桃山時代(福岡市博物館蔵)
・太刀 名物 「日光一文字」(国宝)鎌倉時代(福岡市博物館蔵)

如水となりて
文禄の役で秀吉の怒りを受け、死を覚悟した官兵衛は、出家して如水と名乗る。秀吉没後、関ヶ原の戦いでは徳川家康に味方して九州を席巻した。
・「木造東照権現坐像(福岡市指定文化財)」江戸時代(福岡・警固神社)
・「黒田如水自筆覚書(部分)」文禄2年(1593)8月9日(福岡市博物館蔵)

文雅のたしなみ
秀吉の軍師として勇名をはせた官兵衛は、文武両道の人であった。 茶の湯や和歌・連歌に造詣が深く、キリスト教にも理解を示した。
・「如水公夢想連歌」慶長7年(1602)正月16日(福岡市博物館蔵)
・「黒田如水ローマ字印書状」慶長9年(1604)正月19日(福岡市博物館蔵)

エピローグ 〜思いおく言の葉なし〜
・黒田如水辞世和歌短冊(福岡市博物館蔵)



◆福岡市博物館◆
住所:福岡市早良区百道浜3丁目1-1
TEL:092-845-5011
開館時間:9:30〜17:30まで (入館は17:00まで)
休館日:毎週月曜日
※月曜日が祝休日の場合は開館し、翌平日休館

【アクセス】
<車>
福岡都市高速「百道」ランプより3分
<電車・バス>
市営地下鉄空港線「西新」駅(1番出口)より徒歩約15分、西鉄バスで約15分
市営地下鉄空港線 「藤崎」駅より西鉄バスで約10分
ともに「福岡タワー南口」または「博物館北口」下車
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明日26日(土)開催。丸岡城跡発掘調査現地説明会(坂井市教育委員会文化財課様)

丸岡城跡で明日26日(土)発掘調査現地説明会が開催されます。

場所は丸岡城二の丸跡(丸岡文化財団駐車場)で地下約1.5メートルから20メートルにわたる大型の石列が見つかったそうです。 午前10時と午後1時30分からの2回開催されますので、お近くの方はぜひどうぞ^^


◆丸岡城跡発掘調査現地説明会◆

[日時]
平成26年7月26日(土)午前10時〜
                                   午後1時30分〜
[場所]
坂井市丸岡町霞  丸岡文化財団駐車場
[内容]
坂井市では平成26年6月から、丸岡文化財団敷地内において発掘調査を実施してきました。その結果、丸岡城跡の遺構を確認することができました。つきましては、上記日程で現地説明会を開催します。
当日は午前10時と午後1時30分から担当者が調査成果の説明を行います。

[少雨決行]
雨天時は翌27日に順延 27日も雨の場合は中止

[その他]
現地に駐車場・駐輪場はありません。
図書館横の駐車場をご利用ください。
一筆啓上茶屋および丸岡体育館の駐車場は利用しないでください。
現場は道路に面しています。十分注意してください。

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伊達政宗『水玉陣羽織』ポロシャツ 販売開始です

ネットショップにて新作の伊達政宗『水玉陣羽織』ポロシャツの販売を開始致しました!!^^


伊達政宗『水玉陣羽織』オックスフォードシャツ 税込:2,700円
http://www.sengokudama.jp/fs/sengokudama/poloshirts-mizutama
今回は伊達政宗が陣羽織で採用した水玉文様をポロシャツに取り入れました。

・普段使いができるように限りなくシンプルにデザイン
・流行のブルーに合わせた伊達者仕様
・ボタンダウンタイプなのでビジネスやスポーツのお供に
分かる人にはわかる。そんな洒落っ気あるシャツこそ伊達者の魂。

★サイズはアメリカンサイズになりますので普段Lサイズの方はMサイズが目安になります。

★購入後のサイズ交換は送料お客様負担になります。必ずサイズをご確認下さい

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伊達政宗『水玉陣羽織』オックスフォードシャツ 販売開始です

ネットショップにて新作の伊達政宗『水玉陣羽織』オックスフォードシャツの販売を開始致しました!!^^


伊達政宗『水玉陣羽織』オックスフォードシャツ 税込:3,780円
http://www.sengokudama.jp/fs/sengokudama/shirts-mizutama

今回は伊達政宗が陣羽織で採用した水玉文様をオックスフォードシャツに取り入れました。

・普段使いができるように限りなくシンプルにデザイン
・流行のブルーに合わせた伊達者仕様
・戦うスーツのインナーとして
分かる人にはわかる。そんな洒落っ気あるシャツこそ伊達者の魂。

★サイズはアメリカンサイズになりますので普段Lサイズの方はMサイズが目安になります。

★購入後のサイズ交換は送料お客様負担になります。必ずサイズをご確認下さい


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8月17日(日)まで。新書状も含む企画展示『官兵衛の手紙』(福岡市博物館様)

8月17日(日)まで福岡市博物館様の企画展示室2で『官兵衛の手紙』が開催されております。今回の企画展示には福岡市博物館が古美術商から購入したという書状20通のうち、「IOSUI(如水)・SIMEON」の押印のあるものを含む28点の展示となっております。

官兵衛が晩年に家臣らに宛てたこの20通のうち18通は、船手頭(水軍の長)を務めた松本勝重宛ての書状で、うち3通がローマ字印を使った「IOSUI(如水)・SIMEON」の押印だったといいます。これまでこの押印が確認されてい書状は1604年に書かれた1通だけだったので、それよりも早い1601年〜1603年にかけての書状とみられる今回の書状は戦国ファンにとってはとても嬉しい発見です。会期中にぜひ福岡市博物館様で現物をご覧下さい^^


【下記内容は「福岡市博物館」様HPより】
◆官兵衛の手紙◆
会期:〜平成26年8月17日(日)まで

 今年のNHK大河ドラマは、福岡藩の藩祖・黒田孝高(よしたか)(通称・官兵衛、法名・如水、1546生〜1604没)を主人公とする「軍師官兵衛」です。福岡市では昨年からドラマ放映決定を契機として、黒田官兵衛を核とする本市のPRと観光振興のためさまざまな取り組みを行っています。官兵衛に関する歴史資料の大半を所蔵する当館におきましても、黒田家の名宝展をはじめ官兵衛ゆかりの遺品を随時紹介してまいりました。
 このようななか、今春、2件20点におよぶ官兵衛の手紙を新たに収集しました。いずれも新出史料で、官兵衛が福岡入りした後の最晩年の手紙です。本展示では、官兵衛の新出の手紙をすべて公開するとともに、これまですでに収集していたものもあわせて紹介します。
 まず、第一は、官兵衛の叔父井手友氏(ともうじ)(官兵衛の父職隆(もとたか)の弟)の子孫に伝来した黒田如水書状です。友氏の息子で、官兵衛の従兄弟にあたる井手真斎(しんさい)(友正(ともまさ))と母里古庵(もりこあん)に宛てた慶長8年(1603)7月28日付けの手紙です。当時、官兵衛は京都に滞在中で、出先から国元に送ったものです。官兵衛は武人として才能を発揮しましたが、一方で文芸面にも造詣が深く、当代を代表する文化人の一人でもありました。この手紙は官兵衛の文芸的活動を示す内容です。官兵衛は親交のあった連歌師の里村昌叱(しょうしつ)が7月24日に死去したことを伝え、辞世の句を写して送り、太宰府天満宮の同好の士にも見せるよう依頼しました。官兵衛は当代連歌界を代表する里村紹巴(じょうは)・昌叱・昌琢(しょうたく)に師事し、福岡入りした後には天満宮の宰府連歌(さいふれんが)の興行にも努めました。

 第二は、福岡藩船手頭(ふなてがしら)を務めた松本家に伝来した文書群です。松本家は江戸時代の初めに二家に分かれ、次男家の文書群は『福岡県史』近世史料編・福岡藩初期(下)(1982年刊)に翻刻紹介されていましたが、嫡男家の文書はこれまで存在が知られていませんでした。総点数75点のうち、官兵衛の手紙が19通、息子で初代藩主長政の手紙が19通と、両者で半数を占めます。官兵衛の手紙は、大半が筑前入国後の、慶長6年から8年の間に出されたものです。官兵衛が黒田家の船手頭を務める松本勝重(光勝)に対し、軍船の運用に関して指示を出しています。勝重は文禄・慶長の役では黒田家の軍船の惣頭を務め、筑前入国の翌年、慶長6年10月には、官兵衛から宗像郡内で知行400石と代官預かり分207石余を与えられました。一部の手紙には、花押の代わりに、官兵衛のローマ字印が捺されています。中央のクロスの周囲に「IOSUI SIMEON」と、官兵衛の法名「如水」と洗礼名「シメオン」が刻まれています。

【出品史料一覧】
1 黒田如水書状/(慶長8年・1603)7月28日/館蔵
2 黒田孝高・小早川隆景連署状/(天正14年・1586)11月28日/館蔵・田隅タネ資料
3 黒田如水知行充行状/慶長5年(1600)9月28日/寄託・岡本千秋資料
4 黒田如水知行充行状/慶長6年(1601)10月6日/館蔵・松本家文書
5 黒田如水書状/(慶長7年・1602)1月9日/館蔵・松本家文書
6 黒田如水書状/(慶長6〜8年・1601〜3)2月20日/館蔵・松本家文書
7 黒田如水書状/(慶長6〜8年・1601〜3)6月6日/館蔵・松本家文書
8 黒田如水書状/(慶長6年ヵ・1601)6月26日/館蔵・松本家文書
9 黒田如水書状/(慶長6〜8年・1601〜3)7月2日/館蔵・松本家文書
10 黒田如水書状/(慶長6年・1601)8月9日/館蔵・松本家文書
11 黒田如水書状/(慶長6年・1601)9月14日/館蔵・松本家文書
12 黒田如水書状/(慶長7年・1602)9月28日/館蔵・松本家文書
13 黒田如水書状/(慶長6〜7年・1601〜2)10月11日/館蔵・松本家文書
14 黒田如水書状/(慶長6〜7年・1601〜2)10月14日/館蔵・松本家文書
15 黒田如水書状/(慶長6〜7年・1601〜2)11月5日/館蔵・松本家文書
16 黒田如水書状/(慶長5年・1600)11月17日/館蔵・松本家文書
17 黒田如水書状/(慶長6〜7年・1601〜2)11月27日/館蔵・松本家文書
18 黒田如水書状/(慶長6年ヵ・1601)11月晦日/館蔵・松本家文書
19 黒田如水書状/(慶長6年・1601)後11月2日/館蔵・松本家文書
20 黒田如水書状/(慶長6年・1601)後11月21日/館蔵・松本家文書
21 黒田如水書状/(慶長6〜7年・1601〜2)12月11日/館蔵・松本家文書
22 黒田如水書状/(慶長8年・1603)8月朔日/館蔵・松本家文書
23 黒田如水自筆書状写/(慶長5年・1600)8月4日/館蔵・黒田家資料
24 黒田円清(如水)自筆書状写/(慶長5年・1600)9月3日/館蔵・黒田家資料
25 黒田円清(如水)自筆書状写/(慶長5年・1600)10月4日/館蔵・黒田家資料
26 黒田如水書状/(慶長6〜8年・1601〜3)11月7日/館蔵・宮崎和子資料
27 黒田如水書状/(慶長5〜6年・1600〜1)12月5日/寄託・菅亨資料
28 黒田如水書状/(慶長6〜8年・1601〜3)6月20日/寄託・菅亨資料



◆福岡市博物館◆
住所:福岡市早良区百道浜3丁目1-1
TEL:092-845-5011
開館時間:9:30〜17:30まで (入館は17:00まで)
休館日:毎週月曜日
※月曜日が祝休日の場合は開館し、翌平日休館

【アクセス】
<車>
福岡都市高速「百道」ランプより3分
<電車・バス>
市営地下鉄空港線「西新」駅(1番出口)より徒歩約15分、西鉄バスで約15分
市営地下鉄空港線 「藤崎」駅より西鉄バスで約10分
ともに「福岡タワー南口」または「博物館北口」下車
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8月10日(日)開催。35回夏季公開講演会『「松永弾正と平群谷」〜松永久秀と嶋氏一族の関係〜』(平群史蹟を守る会様)

8月10日(日)平群史蹟を守る会様の第35回夏季公開講演会が平群町中央公民館大ホールで開催されます。

演題は『「松永弾正と平群谷」〜松永久秀と嶋氏一族の関係〜』。信貴山城を拠点に大和に侵攻した松永弾正久秀と平群谷を支配していた嶋氏一族の動向等を中心に、椿井城の最近の調査成果も含めて平群町まちおこしプロデューサーでインターネット歴史サイト「戦国浪漫」主宰、「平群谷の驍将 嶋左近」の著者、坂本雅央先生にお話し頂きます。
講師は戦国魂京町家本陣講座でお馴染のMASA先生ですが、嶋左近の研究家として歴史読本などにも寄稿しております松永・嶋研究では第一人者ですので、聴講したい方はぜひご参加下さい^^

《記》
平群史蹟を守る会 第35回夏季公開講演会
『松永弾正と平群谷』 〜松永久秀と嶋氏一族の関係〜
日時:2014年8月10日(日) 13:00開場・13:30開演
場所:平群町中央公民館大ホール
(近鉄生駒線平群駅より徒歩約7分)
※入場無料・申し込み不要

【内容】
石田三成の重臣として知られる戦国武将・嶋左近は、現在平群谷の出自とする説が有力です。 一方、松永弾正久秀は大和に侵入して以来、信貴山城や多聞山城を拠点に筒井氏らと戦いを繰り広げました。
今回は、久秀の大和侵入以降における久秀や嶋氏一族の動きを中心に、松永久秀や嶋左近の人物像と、椿井城の最新の調査成果も含めてお話ししたいと思います。
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