本日7月28日(土)より愛知県陶磁資料館様で『戦国のあいち 信長の見た城館・陶磁・世界』が開催されております。
下記展覧会のみどころは「愛知県陶磁資料館」様HPよりのご紹介となります。
本展では、歴史文化の調査研究に携わる愛知県の諸機関が連携して、戦国時代の愛知県域について探求・紹介します。信長登場とその前後の時期に焦点をあて、尾張国の中核的な城館とマチ、やきもの、ヨーロッパの宣教師たちが見た愛知県域の姿などを通じて、戦国時代の人びとの暮らし・モノづくり・世界との関わりを紹介します。愛知県埋蔵文化財センター、愛知県陶磁資料館、愛知県立大学の共同企画展で、それぞれの持ち味をいかした展示内容になっています。
本展で、激動と変革の時代であった戦国時代をみつめ、同じく激動と変革の時代である現代社会を生きる上で必要な、世界的・歴史的なつながりを感じ取っていただければと思います。
なお、特集陳列1「東海最大の弥生集落−朝日遺跡の至宝」では、本年新たに重要文化財に指定される朝日遺跡(清須市ほか)出土品等によって、弥生土器の造形美を展示紹介。
また、特集陳列2「愛知県埋蔵文化財センター発掘調査の風景」では、同センターの20年以上にわたる調査・研究活動の軌跡を、遺跡調査の写真パネルによってたどります。
清須城本丸東面を防御した石垣。
天正14年(1586)の織田信雄による清須城大改修の際に構築されたと推定される。これにより、尾張(愛知)で初めて石垣を伴う瓦葺き天守という近世的な城郭が出現した。地盤の弱い沖積地に石垣を積むために、杭や土台木を組み合わせて基礎固めしており、当時の土木技術の一端をうかがうことができる。(本展では、土台木の一部を展示紹介予定)
◆教育交流プログラム◆
※いずれも事前申込不要、参加無料
(1)埋蔵文化財講演会
「戦国尾張の城と町−安土への道、大坂への道−」
講師:仁木 宏氏(大阪市立大学教授)
日時:9月9日(日) 午後1時30分−3時
会場:愛知県陶磁資料館 本館地下講堂
(2)埋蔵文化財講座
「発掘された尾張守護所」
講師:鈴木正貴
(愛知県埋蔵文化財センター調査研究専門員)
日時:7月29日(日) 午後1時30分−3時30分
会場:愛知県陶磁資料館 本館地下講堂・第1展示室
*講堂での講義の後、展示室で「信長を生んだ戦国尾張」の展示解説を行います
(本展の観覧券が必要です)。
あいち学セミナー「大航海時代の戦国あいち」
日時:8月26日(日) 午後1時30分−午後4時
会場:愛知県陶磁資料館 本館地下講堂、地下ロビー
共同研究の成果を展示内容に基づき報告します。
【講師】
服部光真(愛知県立大学大学院生・日本中世史)
大塚英二(愛知県立大学教授・日本近世史)
山村亜希(愛知県立大学准教授・歴史地理学)
アナ・ガルシア(東京大学准教授・中南米スペイン語学)
総括:上川通夫(愛知県立大学教授・日本中世史)
日替わり展示解説
・8月5日(日)第1展示室「大航海時代の戦国あいち」
川畑博昭(愛知県立大学准教授)
・8月12日(日)特別展示室「朝日遺跡の至宝」
原田 幹(愛知県教育委員会主査)
・9月2 日(日)第1展示室「戦国陶磁を探る」
小川裕紀(愛知県陶磁資料館学芸員)
・9月23日(日)第2展示室「戦国陶磁の鑑賞」
小川裕紀
※各回とも午後1時30分から(約30分)
※本展の観覧券が必要です。
◆愛知県陶磁資料館◆
会期:2012年7月28日(土)〜9月30日(日)
会場:本館 第1・第2・特別展示室
住所:愛知県瀬戸市南山口町234番地
TEL:0561-84-7474
開館時間:9:30〜17:00(入館は閉館時刻の30分前まで)
【アクセス】
<車>
東名高速道路「名古屋」ICより瀬戸、豊田・足助方面に約10km
名古屋瀬戸道路「長久手」ICより約5km
<電車>
名鉄瀬戸線「尾張瀬戸」駅から車で約15分
リニモ(東部丘陵線)「陶磁資料館南」駅下車 徒歩約5分