昭和46年(1971年)勝沼氏館跡近くのブドウ畑の葡萄の木の根元から出土し、話題となった「甲州金」。この武田信玄の時代に鋳造されたとみられる最古級の「甲州金」が、1月2日から1月16日まで山梨県立博物館様で行われるシンボル展『戦国時代の甲州金』で一般公開されます。
今回の特別展では、山梨県さんが今年の9月に購入された碁石金18点と小判型の蛭藻(ひるも)金2点のほか、甲州金に関する古文書や『甲陽軍鑑』、一緒に出土した大量の中国銭などが展示されます。
展示される金の純度は驚きの89〜90%との事なので、ホントに甲州金の精錬技術の高さは驚きですね・・・・^^;
また、信玄が家臣への褒美としても使ったと言われる碁石金ですが、今回展示されます碁石金の重さは13.15g〜15.75gと、江戸時代に流通した甲州金と同じ4匁(約15g)前後で統一されてはいるものの、流通に必要な刻印がなく、民間に流通できない金であることから、褒美や軍事金として用いられた碁石金の可能性も高いそうです。出土した現場のすぐ近くには武田信虎の弟・勝沼信友の館跡「勝沼氏館跡」があるので、その可能性も本当にありそうですね〜^^
山梨県立博物館様は元旦1月1日(日)は休館。
特別展は1月2日(月)から。会期中の休館日は10日(火)となります。
なかなかこれだけの甲州金は見れませんので、この機会にぜひご覧ください〜^^
◆山梨県立博物館◆
住所:山梨県笛吹市御坂町成田1501-1
TEL:055-261-2631
開館時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:火曜日(祝日の場合は翌水曜日が休館)
祝日の翌日(土曜日が祝日の場合、日曜日は開館)
12月29日〜1月1日
【アクセス】
<車>
中央自動車道「一宮御坂」ICより車で約8分
<電車・バス>
■JR中央線「石和温泉」駅より徒歩で約35分・バスで約10分
山梨交通 「山梨県立博物館」行き/富士急行 「鶯宿」行き
「山梨県立博物館」下車徒歩3分
■JR中央線・身延線「甲府駅」よりバスで約30分
山梨交通 駅南口7番のりば「山梨県立博物館」行き/富士急行 駅南口7番のりば「富士山駅」、「下黒駒」行き
ともに「山梨県立博物館」下車徒歩3分