復元刀「大江」も初展示!夏の展示「豊臣から徳川へと…」は10月4日(水)まで。(大阪城天守閣様)
10月4日(水)まで大阪城天守閣様3階にて常設展「豊臣から徳川へと…」が開催中です。
武具や書状絵図などが46点展示されておりますが、今回の目玉は何と言っても本阿弥光徳が記した寸法や刃文の記録をもとに月山派の技術で復元された豊臣秀吉の愛刀「大江」です^^
ぜひ会期中に足を運んでみて下さい^^
3階 夏の展示 「豊臣から徳川へと・・・・・・」
開催日時:平成29年7月21日(金)〜10月4日(水)
開催場所:大阪城天守閣3階展示室
戦国乱世に終止符を打ち、国内に平和と治安をもたらした豊臣秀吉。しかし豊臣の治世は長くは続かず、かわって徳川幕府が統治の
実権をにぎります。豊臣から徳川へ――。体制の大転換期に展開した人間ドラマを、第一級の歴史資料でご覧いただきます。
展示テーマ
「豊臣政権にとりこまれる家康」
「天下分け目の関ケ原」
「体制転換を生きた人々」など
◆主な展示品
・徳川家康から豊臣秀頼の侍女への手紙
受贈した豊臣秀吉の愛刀(復元)を初公開します
開催日時:平成29年7月21日(金)〜10月4日(水)
開催場所:大阪城天守閣3階展示室
大阪城天守閣では、大阪城北しろきたロータリークラブ創立40周年を記念して、同クラブより寄贈していただいた豊臣秀吉の愛刀(復元)を平成29年7月21日(金)から10月4日(水)まで開催する「夏の展示 豊臣から徳川へと……」において、初公開します。
この刀(豊臣秀吉所持 名物「大江」 月山貞利復元 附 金梨地太閤紋蒔絵総魚子地金具打刀拵)は、日本を代表する刀匠である月山貞利氏(奈良県指定無形文化財保持者)が当時の資料をもとに復元したものであり、平成29年4月8日(土)に寄贈いただいたものです。
■公開概要
(1)期間 平成29年7月21日(金)〜10月4日(水)
(2)時間 8月28日(月)〜10月4日(水) 9:00〜17:00
※いずれも入館は閉館の30分前まで
■「刀(豊臣秀吉所持 名物「大江」 月山貞利復元 附 金梨地太閤紋蒔絵総魚子地金具打刀拵)」について
刃長65.9cm 反り1.6cm
「刀 (名物「大江」)」は、南北朝時代の名匠、郷(江)義弘の作とされる刀。織田信長から配下の荒木村重に下賜されたが、村重は信長に謀叛を起こして没落後、本品を手ばなす。その後、豊臣秀吉の所持品となり、大坂夏の陣における落城時に焼損した。
「大江」は、郷義弘の作のなかでも極上の出来ばえであることから名付けられたといわれ、作品の寸法や刃文などについては、刀剣の研磨や鑑定の技術をもって秀吉に仕えた本阿弥光徳による、焼損前の記録が残されている(『光徳刀絵図』)。
そらの記録にもとづき、刀匠の月山貞利氏が大阪城北ロータリークラブの40周年記念事業として本品を復元。同クラブから大阪市に寄贈された。
外装拵については資料がないため、桃山調の新作を付属させた。
40周年記念事業の始まりがちょうど大坂夏の陣から400年の節目にあたっていたため、豊臣秀吉愛刀の中でも代表作の一つであり、大坂夏の陣で失われた「大江」を復元することとなった。本作は、失われた現物をしのぶ貴重な復元品である。
※月山貞利
昭和21年、人間国宝月山貞一の三男として大阪に生まれる。昭和44年、大阪工業大学建築学科卒業後、師貞一に就く。高松宮賞受賞、その他特賞を多数受賞し、新作名刀展無鑑査認定。元全日本刀匠会会長(現顧問)。奈良県指定無形文化財保持者。
主な近年作品
・第62回伊勢神宮式年遷宮御料太刀
・横綱貴乃花・若乃花・白鵬の守護太刀
・春日大社国宝「金地螺鈿毛抜形太刀」刀身復元
◆大阪城天守閣◆
住所:大阪市中央区大阪城1-1
TEL:06-6941-3044
開館時間:午前9時から午後5時まで※入館は閉館の30分前まで
休館日:年末年始
【アクセス】
<車>
神戸方面から 阪神高速13号東大阪線「法円坂」出口
東大阪方面から 阪神高速13号東大阪線「森之宮」出口
<電車>
・谷町線「谷町4丁目駅」1-B番出口・「天満橋駅」3番出口
・中央線 「谷町4丁目駅」9番出口・「森ノ宮駅」1番出口、3-B番出口
・長堀鶴見緑地線 「森ノ宮駅」3-B出口・「大阪ビジネスパーク駅」1番出口
・JR大阪環状線「森ノ宮駅」・「大阪城公園駅」
・東西線「大阪城北詰駅」